歴史的価値のある茶室で記憶に残る懐石料理と呈茶を
「送陽亭」は 京大和の中で最も古い建物で、西山に沈む夕日が美しく見えることから「送陽亭」と名付けられました。幕末には、桂小五郎、武市半平太、久坂玄端、井上馨、真木泉守らが攘夷や討幕のための会合を開いたといわれ、現在は、京都市の保護建造物に指定されています。宿泊者限定のこのプランは、偉大な先人たちが目にした風景と趣きを感じながら、四季折々の旬の食材の美味しさを最大限に引き出した京大和の懐石料理をご堪能いただけます。お料理の後は、「胡廬庵(ころあん)」での呈茶で憩いのひと時をお過ごしください。「胡廬庵」は大正時代に建てられ、室内の随所に古来より縁起の良いものとされている「ひさご(瓢箪)」のモチーフが見られる、ユーモラスな雰囲気の明るくモダンな茶室です。客座の土間にはビロード張りの長椅子が設えられ、椅子にお座りいただきながら、茶の湯の世界をお楽しみいただけます。当時茶室が建てられた時点では茶室にこのような長椅子を用いた斬新な造りはこの「胡廬庵」だけだったと言われています。ご昼食、呈茶とそれぞれ趣きの異なる歴史的価値のある茶室で記憶に残るお時間をお過ごしください。